働き方

在宅ワークと子育てを両立できる?副業を受ける前の時間と納期の確認

通勤のない在宅ワークなら、子育ての合間に副業ができそう。そう思って募集を開いても、毎日決まった時間に連絡できるか、子どもの急病があっても納期を守れるかは別に確かめる必要があります。

この記事の要点

最初に比べたいのは職種の数ではなく、その仕事が求める時間の使い方です。途中で止められる作業か、連続して集中する時間が必要か、決まった時刻の対応があるかを整理し、自分が確保できる時間と照合しましょう。

「家にいる時間」と「仕事に使える時間」を分ける

子どもの世話をしながら在宅している時間を、そのまま稼働可能時間に数えると予定が崩れやすくなります。食事、送迎、寝かしつけ、家事に加え、自分の休息も予定に残します。

家族に協力を頼める場合は、「夜ならできる」ではなく、誰が子どもの対応をするか、何時から何時までかを相談します。寝たあとに作業する計画でも、毎晩同じ時刻に始められるとは限りません。

上段は親がパソコンから離れて子どもの水飲みを手伝う場面。下段は親が会議に参加し、別の大人が隣室で子どもと遊ぶ場面。
仕事を中断して対応する場面と、別の人が子どもの対応を担当する場面を描いた架空のイラストです。保育の分担によって確保できる仕事の時間は変わります。
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まずは受注せず、募集されている仕事に近い作業を自分の環境で試す方法もあります。準備や連絡、見直しまで含めて記録すると、作業そのもの以外の時間も分かります。

次の表は自分の予定を整理する例です。必要な保育や休息の時間を減らす目安ではありません。

表は横にスクロールして読めます。

「家にいる時間」と「仕事に使える時間」を分ける
時間の種類予定に書くこと仕事選びで照合すること
短く区切れる時間中断しても再開できる時間帯保存や途中終了ができる作業か
連続して使える時間子どもの対応を別の人に頼める時間帯制作や打合せに必要な長さがあるか
確実とはいえない時間昼寝中など日によって変わる時間帯納期を守る前提に入れていないか

募集文から「決まった時刻の対応」を探す

「在宅」「自由な時間に」と書かれていても、平日の日中に返信が必要な仕事はあります。応募前に募集文と契約条件の両方を確認します。

資料の入力や文章の作成、デザインなども、仕事内容によって条件は変わります。同じ職種名だから両立できるとは判断せず、実際の募集ごとに確かめます。

  • 打合せや研修の曜日・時間帯は決まっているか
  • メッセージへ返信する期限はあるか
  • 作業中に連続して待機する必要があるか
  • 納品後の修正は、いつまでに、どこまで対応するか
  • 子どもの急病などで予定が変わるとき、誰へ相談するか

雇用と業務委託で確認先を分ける

在宅で働く場所が同じでも、雇用契約と業務委託契約では条件の確かめ方が異なります。求人なのか仕事の発注なのかを最初に確認してください。

雇用なら、労働条件通知書などで勤務時間、賃金、休暇、業務内容を確かめます。業務委託なら、作業範囲、成果物、納期、報酬、支払日、修正条件を確認します。フリーランス法の対象となる取引では、発注時に取引条件を書面やメール等で明示する義務があります。適用される義務は、発注者や契約期間などの条件でも異なります。

「子どもがいると納期は自由になる」「在宅ならいつでも休める」とは限りません。引き受ける前に中断・延期時の扱いをすり合わせ、回答を残しましょう。

報酬から費用を引き連絡や修正の時間も数える

仕事単位の報酬は、作業時間だけで割ると実態を見誤ることがあります。応募、打合せ、納品、修正、請求などの時間も考えます。

クラウディアのクラウドソーシングでは、報酬の5万円までの部分に15%、時間制には一律10%のシステム手数料がかかります。募集の報酬額と、費用を引いたあとの金額を分けて比べましょう。

たとえば、報酬3,000円、手数料等の費用600円、連絡と修正を含む作業時間が4時間なら、差額2,400円を4時間で割ると600円です。これは案件比較のための仮の計算で、雇用の時給や最低賃金の判定ではありません。税金や社会保険等を差し引いた手取り額でもありません。

毎月の生活費を補う目的なら、初回の入金まで待てるかも確認します。未受注の仕事を固定収入として家計に加えないようにしましょう。

表は横にスクロールして読めます。

報酬から費用を引き連絡や修正の時間も数える
確認するもの記入欄
報酬と支払日金額、支払予定日、支払条件
必要な費用手数料、振込料、道具・ソフトの費用
作業以外の時間打合せ、連絡、修正、請求
予定が崩れた場合延期・キャンセル・報酬の扱い

初期費用を求められたら支払う前に立ち止まる

消費者庁は、簡単な作業で報酬を得られるとうたいながら、参加費や作業ミスの名目で追加送金を求める「タスク副業」について注意喚起しています。

仕事を得るための高額な教材やサポート契約を急かされた場合、募集元や契約内容、費用の内訳を確認するまで支払わない選択ができます。「先に送金すれば報酬を引き出せる」という説明にも、その場で応じず確認しましょう。困ったときは消費者ホットライン188へ相談できます。

収入のために始める仕事で、先にいくら負担するのかは大切な判断材料です。収入保証や簡単さだけで選ばないでください。

続けられる条件がそろった仕事から検討する

応募する前に、「確保できる時間」「返信や会議の条件」「納期」「費用と入金日」がそろっているかを確認します。どれかが分からなければ、質問してから決めるか、今回は見送ることもできます。

会社員として副業をする場合は、勤務先の就業規則や届出・許可の手順も確かめます。育休中は給付との関係もあるため、始める前に勤務先と管轄のハローワークへ確認してください。

学習を始める段階なら、育休中のWebデザイン学習で学習時間と費用を整理できます。学習と受注は別の段階なので、講座を受ければ仕事が得られると決めず、自分が続けられる条件から考えましょう。

執筆・編集:futayori運営

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