働き方

Webライターの実績公開|掲載許可と担当範囲の確認メモ

応募先から執筆した記事を見せてほしいと言われても、どこまで紹介してよいか迷うことがあります。記事がすでに公開されていても、自分のサイトへ本文や画像を載せてよいかは別の確認が必要です。仕事の合間に実績ページを作るなら、先に見せたい物と相手を絞り、許可を確認できた範囲から整えましょう。

この記事の要点

実績として見せたい記事ごとに、掲載場所、リンクか転載か、媒体名や担当範囲、回答と条件を残します。許可が分からない原稿を急いで公開せず、公開・再利用できる自主制作サンプルも選択肢にします。

記事が公開済みでも紹介方法を分けて確認

最初に、記事を応募先だけに見せたいのか、誰でも読める実績ページへ載せたいのかを決めます。紹介する内容も、記事へのリンク、本文の転載、画面の画像、媒体名や依頼者名、自分が担当した工程に分けて整理しましょう。

文化庁の契約マニュアルは、著作物の利用許諾と著作権の譲渡を区別し、利用許諾では契約で定めた範囲を超えて使えないと説明しています。実績紹介に使う範囲は、今回の契約や依頼者からの回答と照合します。

この記事は許可を確認する項目の提案です。特定の記事について、リンクなら必ず自由、名前を伏せれば掲載できる、と法的な結論を出すものではありません。

契約と権利の扱いを先に読み直す

仕事を受けたときの規約、個別の契約、募集文や合意したメッセージを確認します。実績紹介の条件、著作権、守秘義務に関する項目があれば、紹介したい内容と照らし合わせます。

たとえばクラウディアの利用規約第14条は、プロジェクト方式の成果物について、採用確定・検収完了時の権利移転を定めています。別の受注方式やサービス、個別の契約まで同じ条件と考えず、該当する規定を確認してください。

依頼者が記事を掲載した事実と、自分が実績紹介に使う条件について回答を得たことは分けて記録します。不明な点が残る場合は公開を保留し、依頼者や運営の窓口へ確認しましょう。個別の権利関係で判断に迷うときは、専門家への相談も検討します。

掲載場所と見せる物を一枚にまとめる

次の表は当サイトの確認用メモで、クラウディア指定の書式や契約書ではありません。掲載先と紹介方法を具体的にすると、相手も可否や条件を回答しやすくなります。

公開するページの本文へ貼る予定がなくても、応募先へ渡すファイルや画面の画像に含める物を確認します。社名を伏せた紹介や限定した相手への共有も、許可が不要になると決めつけません。

表は横にスクロールして読めます。

掲載場所と見せる物を一枚にまとめる
確認する項目残しておく内容
対象の記事確認する原稿や掲載記事を特定できる情報
紹介する場所公開の実績ページか、特定の応募先への提出か
見せ方記事へのリンク、本文の転載、画面の画像など
名前と担当範囲媒体名・依頼者名を出すか、構成・執筆など何を担当したか
回答と条件可否、確認相手、確認日、認められた範囲と条件

確認依頼は答えてほしい範囲まで書く

確認文の架空例は「担当した記事を、自分の公開実績ページで紹介したいです。記事へのリンクと、構成・執筆を担当したという説明を載せてもよいでしょうか。本文や画面の画像の転載は予定していません。媒体名の表示を含め、条件があれば教えてください」です。実際に許可を得た文章や、法的な効力を保証する文面ではありません。

本文や画面の画像を載せたい場合は、どの部分をどの場所へ載せるのかを別に示します。依頼者が他の権利者への確認を必要とする場合もあるため、担当者の一言だけで全ての素材の利用条件が解決したと扱わないようにします。

返答がないときは、許可が確認できたことにはしません。待っている間は掲載予定を保留し、実績ページの別の項目や、利用範囲を確認できるサンプルを整えます。

担当した工程と成果を分けて紹介

許可が確認できたら、担当した内容を短く書きます。構成だけを担当した記事と、取材・構成・執筆を行った記事を同じ説明にせず、実際に行った工程を示しましょう。編集者や他の執筆者の作業を自分一人の実績として見せないようにします。

以下は架空の表示例です。掲載数や検索順位、売上などの成果は、根拠も公開の許可もないまま追加しません。職歴や受注経験を補うための作り話にも使わないでください。

表は横にスクロールして読めます。

担当した工程と成果を分けて紹介
制作物の区分担当内容の表示例取り違えないこと
仕事で担当した記事掲載許可を確認した上で「構成・執筆を担当」公開許可の範囲と、実際に担当した工程を分けて確認
共同で制作した記事掲載許可を確認した上で「構成案を担当」他の人の取材・執筆・編集を自分の担当へ含めない
自主制作サンプル「練習用の自主制作。受注・掲載実績ではありません」依頼を受けた仕事や実在媒体への掲載と誤認させない

見せられる仕事がなければ自主制作も検討

仕事の記事を公開できないときは、自分で題材を選び、公開・再利用できる文章や素材でサンプルを作る方法もあります。実在する会社から依頼された体裁や、存在しない取材相手の発言は作りません。

自主制作でも、写真、図、文章など他の人の素材を使う場合は、それぞれの利用条件を確認します。クラウディアの受発注ガイドラインも、他人の写真や文章の無断使用を禁止しています。自作という表示だけで、含めた素材まで自由に使えるわけではありません。

依頼で受け取った未公開資料、編集画面、コメントや顧客情報は、サンプルの材料に流用しません。見せられる文章をこれから作る場合は、先に読者・見出し・根拠を整理すると取りかかりやすくなります。

公開前に許可された範囲と表示を照合

掲載前には確認メモを開き、公開先、リンクや転載の範囲、名前、担当工程が回答と一致するかを読み直します。リンク先が変わったときや見せ方を変えるときは、その変更が認められた範囲に入るかも確認します。

クラウディアで案件を探す場合は、公式の受発注ガイドラインと案件の条件を確認します。プロフィールや実績ページを使って、サービスを介さない直接取引へ誘導することは勧めません。具体的な提出方法や連絡手段が分からなければ、運営へ確認してください。

これから応募を始める人には、「クラウディアの始め方」で登録・応募・契約の流れを案内しています。すでに進行中の案件がある人は、新規登録より、その案件の条件確認を優先しましょう。実績ページを作っただけで採用や収入が決まるわけではありません。

執筆・編集:futayori運営

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