働き方

エンジニアの職務経歴書|担当工程・役割・実績の整理メモ

職務経歴書を作ろうとしても、使った言語や在籍期間だけでは、何を任されてきたのか伝えにくいことがあります。仕事の経験を生かしながら、家族との時間も大切にできる働き方を探したい。そんなときは、これまで担当した仕事と、これから希望する勤務条件を分けて整理します。まず仕事の場面を一つ選び、自分が行った作業と判断の範囲をメモするところから始めましょう。

この記事の要点

担当した仕事を期間・工程・役割・使用技術・確認できる結果に分け、応募先が求める経験と照合します。チーム全体の成果を自分一人の実績にせず、業務で使った技術と学習中の技術も区別します。公開できない情報や未確認の数字を足さず、勤務条件の希望は経験とは別に伝えましょう。

最初に整理する仕事と応募先の要件

ハローワークは、職務経歴書を作る前に過去の経験を整理し、応募先が求めることに合わせて内容を考える手順を案内しています。技術名の一覧を先に完成させるより、応募先の業務に関係する経験から書き出す方法があります。

求人票に「設計」「開発」「運用」などの言葉があっても、自分が経験した範囲と同じとは限りません。たとえば運用なら、監視、問い合わせの一次対応、手順書の更新、障害時の判断を分けて振り返ります。未経験の工程まで担当したように広げないことが大切です。

担当工程と自分の役割を分ける記入メモ

次の表は、職務経歴書に書く材料を集めるために当サイトが作成したメモです。公的な指定様式ではありません。ハローワークの資料でも仕事内容と役割・責任の範囲、実績を整理していますが、ここではエンジニアの仕事に合わせて確認欄を分けました。

一つの仕事で複数の工程を担当した場合も、各工程で何を行ったかを書きます。役職名がなくても、担当した作業や確認・承認の範囲から説明できます。顧客名やシステムの構成などを記録する前に、社外へ伝えてよい情報かを確かめましょう。

表は横にスクロールして読めます。

担当工程と自分の役割を分ける記入メモ
整理する項目思い出す内容(当サイトの整理)自分のメモ
期間と仕事の目的いつ、何のための仕事に関わったか期間:__/目的:__
担当工程設計・実装・テスト・運用などのうち、自分が行った工程担当工程:__
作業と判断の範囲自分で行った作業と、責任者の確認や承認が必要だったこと自分の作業:__/確認先:__
使った技術何の作業で使い、どこまで自分で扱ったか技術:__/使用場面:__
確認できる結果完成物、改善した点、記録から確かめられる変化結果:__/確認方法:__

開発と運用で異なる役割の書き方

以下は書き分け方を示す当サイト作成の架空例です。実在の職歴や採用に成功した文章ではありません。そのまま自分の経歴として使わず、経験した事実に置き換えます。

「開発を担当」「運用を担当」だけで終わらせず、自分の作業と、ほかの担当者が判断したことを分けます。担当範囲を具体的にすると、次の職場で任される仕事との違いも確認しやすくなります。

表は横にスクロールして読めます。

開発と運用で異なる役割の書き方
架空の担当例自分の作業として示す材料判断の範囲として添える材料
Web機能の実装とテスト設計内容に沿った実装、単体テスト、レビュー指摘への修正仕様の決定は別担当。自分が判断した範囲を確認して書く
運用監視と一次対応手順に沿ったアラート確認、記録、担当者への連絡復旧方針は責任者が判断。一次対応と復旧判断を混同しない

実績と学習経験を混同しないための確認

実績の数字は、対象期間や比較条件を説明できる範囲で使います。チームで達成した結果なら、全体の成果と自分が担当したことを分けます。効果を測定していなければ、削減率などを推測せず、作成した手順書や完了した作業を事実として整理しましょう。

業務で使った技術、研修で学んだ技術、個人で試している技術も区別します。ハローワークは訓練・研修や学習中の分野をアピール材料として挙げていますが、学習したことを実務経験に置き換える意味ではありません。

育児休業などで実務から離れた期間がある場合も、担当していない業務の期間を足して経験を長く見せないようにします。学び直しをしたなら、何をどの範囲まで試したかを別に整理できます。提出先の様式に沿い、経歴の年月と説明に食い違いがないかも確認してください。

  • 実績の対象期間と確認方法を説明できるか
  • チームの成果の中で自分の担当を説明できるか
  • 実務・研修・個人学習を区別しているか
  • 在籍期間と実際に担当した期間の書き方に矛盾がないか

提出前に見直す情報と勤務条件

ソースコード、顧客データ、内部の画面、未公開の設計資料などを、経歴の証拠としてそのまま添付しないようにします。社内の管理ルールや契約上の扱いを確認し、社外へ説明できる業務の内容にまとめます。匿名化しても機密が残る場合があるため、迷う情報はそのまま共有せず確認してください。

提出する前には、求人票の要件と経歴の対応、年月や技術名、担当範囲を読み直します。ハローワークでは職務経歴書の添削について相談できるほか、公開の作成資料も利用できます。必要なら自分でまとめた内容をもとに相談する方法があります。

出社日数や退勤時刻などの希望は、経験の説明と分けて準備します。エンジニア転職の記事では、配属予定先の働き方を確認する質問と、任意の転職相談先を紹介しています。経験を整理してから、自分の条件で紹介可能な求人があるか確かめましょう。紹介や採用を保証するものではありません。

執筆・編集:futayori運営

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